2023.04.28

iVario Pro

最近の厨房機器展示会では、人材不足の解決策として、

ロボット展示が増えています。

配膳ロボットは、ここ数年で広がっているようです。

次に注目を浴びているのが、ラショナル製のiVarioProです。

スチ-ムコンベクションオーブンの世界トップシャアを誇るラショナルが、

スチコンの苦手とする加熱調理をiVarioが補います。

iCombiPro(ラショナル製スチコン)とiVarioProで、

加熱調理の90%をカバ-できると言っているのです。

今回、iVarioProのデモを見てきました。

センタ-コントロ-ルを挟んで、左右に容量17Lの釜?鍋?があるタイプです。

左で揚げ物、右で煮物。それぞれ異なる温度、時間を制御できます。

左でパスタをボイルして、右でパスタソ-スを仕上げることも出来るのです。

鉄板焼きとして、餃子、卵焼きもできます。

ボタンで定量の水を加えることができます。

鍋底にセンサ-付にヒータ-が貼られているので、焦げ付くことがありません。

 

高出力で加熱するので、短時間に美味しく仕上がります。

温度管理が出来るので鍋も焦げ付かず、さっと洗って次の調理に移れます。

今回の一番小さいモデルで、消費電力12.8kW、定価2,527,600!

90Lのモデルは、消費電力25.5kW、定価4,206,600!!

簡単には導入できない価格ですね。

 

しかし、短時間で美味しく調理できるだけでなく、

大きな鍋を運んだり、

焦げ付いた鍋を洗ったり、

温度管理により調理を任せたり。

導入効果は広範囲に広がることを考慮すると、コスパは良いのかもしれません。

 

人の年収を400万とすると、

機械やロボットが購入時400万だとしても、

10年間は文句言わずにモクモクと働いてくれるとすれば、

安い買い物なのです。