最近の厨房機器展示会では、人材不足の解決策として、
ロボット展示が増えています。
配膳ロボットは、ここ数年で広がっているようです。
次に注目を浴びているのが、ラショナル製のiVarioProです。
スチ-ムコンベクションオーブンの世界トップシャアを誇るラショナルが、
スチコンの苦手とする加熱調理をiVarioが補います。
iCombiPro(ラショナル製スチコン)とiVarioProで、
加熱調理の90%をカバ-できると言っているのです。
今回、iVarioProのデモを見てきました。
センタ-コントロ-ルを挟んで、左右に容量17Lの釜?鍋?があるタイプです。
左で揚げ物、右で煮物。それぞれ異なる温度、時間を制御できます。
左でパスタをボイルして、右でパスタソ-スを仕上げることも出来るのです。
鉄板焼きとして、餃子、卵焼きもできます。
ボタンで定量の水を加えることができます。
鍋底にセンサ-付にヒータ-が貼られているので、焦げ付くことがありません。
高出力で加熱するので、短時間に美味しく仕上がります。
温度管理が出来るので鍋も焦げ付かず、さっと洗って次の調理に移れます。
今回の一番小さいモデルで、消費電力12.8kW、定価2,527,600!
90Lのモデルは、消費電力25.5kW、定価4,206,600!!
簡単には導入できない価格ですね。
しかし、短時間で美味しく調理できるだけでなく、
大きな鍋を運んだり、
焦げ付いた鍋を洗ったり、
温度管理により調理を任せたり。
導入効果は広範囲に広がることを考慮すると、コスパは良いのかもしれません。
人の年収を400万とすると、
機械やロボットが購入時400万だとしても、
10年間は文句言わずにモクモクと働いてくれるとすれば、
安い買い物なのです。