業務用厨房機器で必要とされているベスト3は何でしょうか。
1位:【安全】
お客様が安全に使用できることは当然です。
『電気用品安全法(PSE法)』や『製造物責任法(PL法)』といった法律でも定められています。
また、『一般社団法人 日本厨房工業会(JFEA)』や『一般財団法人 日本ガス機器検査協会(JIA)』などの第三者機関は、利用者に代わって厨房機器を指導・検査しています。
2位:【性能】
より美味しく、より早く調理出来ることが望まれています。
3位:【価格】
そして、より安く。
残念ながら、2位と3位は相反することなので、性能より価格が重視されてしまうこともあります。
業務用厨房機器には、安全であることを前提に、コストパフォ-マンスが求められてきました。
ところが、家電では、安全が前提であることは同じですが、【デザイン】と【使い勝手】が優先されてきている感じがします。
『ダイソン』、『バーミキュラ』、『バルミュ-ダ』など、値段は高いけど人気の商品が生まれています。
BALMUDA The Lantern ¥13,800(税別)
今回のHCJ2020では、業務用厨房にも【デザイン】や【使い勝手】を意識した商品が出てきました。
『ホシザキ株式会社』
ステンレスの冷たい感じでは無く、【ブラックステンレス】や【バイブレ-ション加工】で表面仕上げした冷蔵庫です。
オ-プンキッチンのレストランが増えてきている影響でしょうか。木村拓哉主演のドラマにも登場したそうです。
『大和冷機工業株式会社』
スライド扉仕様の冷蔵庫です。自動車でも最近は人気ですね♪
狭いバックヤ-ドで、扉がスライド開閉してくれるのは非常に使い勝手が良いです。
弊社も、発売早々の数年前に販売実績があります。
自動開閉できる足踏スイッチがテスト展示されていました。
4枚扉のスライド扉仕様。
左右どちらにも開く扉仕様。
『株式会社コメットカトウ』
スチ-ムコンベクションオ-ブンのカラ-バ-ジョン。
家庭用調理器および家庭用電化製品は、毎年のように新機能を搭載した新製品が登場しています。
使い勝手の良さ、デザイン性の高さを優先する主婦も増えてきているようです。
韓国製や中国製の安さを優先するお客様が多いのも確かです。
どの業界も二極化が進んでいますが、どちらに生き残りの道を見い出すかがポイントですね。